
タイ現地SIMカード:おすすめ通信キャリア・料金・購入可能場所を紹介
以前書いた記事で、タイ旅行での最重要項目である通信手段とその選択肢、それぞれの特徴・料金など、選ぶ時にポイントになる点をまとめました。
この記事では中でもタイ現地プリペイドSIMカードでの通信を検討している方に向けて、
- どの通信キャリアのSIMを選んだらいいのか
- どこでタイ現地キャリアのSIMを購入できるのか
についてまとめます。
目次
1. タイ現地SIMカード利用のメリット・デメリット
前述した記事の中にも書きましたが、タイでの通信手段としてタイ現地プリペイドSIMカードを使うメリットとデメリットを最初に確認しておきます。
【メリット】
- 料金が安い
- チャージすれば今後も使える
- 余計な荷物(ルーターやその充電器)がいらない
【注意点】
- 現地に着いてから設定をする必要がある
- SIMを差し替えるので、日本用のSIMを紛失しないよう注意する必要がある
- SIMフリースマホ以外の人は、事前に日本でSIMロックを解除しておく必要がある
安くてかさばらないのが現地SIMを使うメリットです。料金は8日間使えるもので300バーツ(約1,050円)と、レンタルWi-Fiルーターなど他の通信手段に比べて格安です。(後述しますが、日本のオンラインショップで購入するともっと安いです。)
レンタル申し込みや、受取り・返却の手間がかからないのも嬉しい点です。
現地SIMを通信手段に決める前に注意が必要なのは、お手元のスマホがSIMフリーかどうかです。
日本の大手通信キャリアでスマホ購入・契約している方も、条件付きでSIM解除できるので、契約しているキャリアに確認してください。
SIMフリーじゃない方、SIM解除や現地SIMへの差し替えが面倒だという方にはレンタルWiFiルーターをおすすめします。
2. タイの携帯通信キャリア大手3社
日本の場合のドコモ、au、ソフトバンクと同様、タイの大手通信キャリアも3社あります。契約者数が多い順に、AIS、TrueMove、dtacです。この3社で95%以上のシェアを占めています。
AISは40%以上のシェアを持つ最大手です。TrueMoveは4Gにいち早く取り組み契約者数が急増、2017年にdtacを抜いて契約者数2位になりました。今最も勢いのある通信キャリアです。
まわりを見ても当然、上位2社のAISかTrueMove利用者が多いです。旅行用に選ぶプリペイドSIMも、AISかTrueMoveのどちらかを選べば間違いありません。料金もほとんど同じです。
ちなみにわが家ではパパLEOがTrueMove、妻がAISです。
3. タイ現地通信キャリアのSIMカード販売場所
タイ現地通信キャリアのSIMカードを購入できる主な場所は以下のとおりです。
- 日本のオンラインショップ(Amazon、楽天、Yahooなど)
- タイの空港(スワンナプーム空港、ドンムアン空港)
- タイの通信キャリアショップ
- タイのガジェットショップ
- タイのセブンイレブン
ひとつずつ説明します。
3-1. 日本のオンラインショップ(Amazon、楽天、Yahooなど)
日本を出発する前にAmazonや楽天、Yahooなのどのオンラインショップでタイ現地通信キャリアのプリペイドSIMを購入しておくことができます。
▲ざっと見たところ、AISが一番安く売られているのはAmazonでした。Amazonでは8日間のデータ通信(3GB)で400円という格安で売られています。TrueMoveはAmazonとYahooショッピングでのみ販売されていました。Amazonでは7日間のデータ通信(1.5GB)で390円で売られています。※2019年4月1日現在
設定自体はタイに到着してから自分でやる必要あり。でも事前に購入しておけるので、到着してからお店を探す手間が省けるし、安心感があります。
価格は意外にもタイ現地で買うより安いんです。なので少しでもコストを抑えたいという方にもおすすめですよ。
3-2. タイの空港(スワンナプーム空港、ドンムアン空港)
タイのスワンナプーム空港とドンムアン空港、どちらにもAIS、TrueMoveのプリペイドSIMショップがあります。


空港の店頭で選ぶと旅行者に慣れたスタッフが対応してくれるので、設定の手伝いもスムーズにしてもらえます。
料金表もあるので、どれがいいか指差しで選べて英語やタイ語に自信がなくても何とかなります。
ただ設定してもらう時にスマホの画面が日本語表示だと手間取ってしまうので、英語表記にしておくことをおすすめします。日本語表示でも英語でスタッフに説明できれば問題ないです。
スワンナプーム空港
AISショップ
▲7番出口付近
TrueMoveショップ
▲3番出口付近
ドンムアン空港
AISショップ・TrueMoveショップ
▲ゲートを出て右方向に歩いてすぐの場所。AIS、TrueMove、Dtacが軒を連ねています。
3-3. タイの通信キャリアショップ
ある程度の規模のショッピングモールであれば、AISやTrueMoveショップがテナントとして入店しています。


その店頭でもプリペイドSIMを購入できます。お店のスタッフに「旅行者用のSIMカードはありますか?」と聞けば対応してくれます。
街中のショッピングモール内にある通信キャリアのお店は、タイ人のお客さんが主な利用者なので、混み合っていることがあります。

お願いすれば設定もしてくれますが、空港のショップの方が旅行者への対応は慣れています。(もちろんお店によりけりですが…)
3-4. タイのガジェットショップ
AISやTrueMoveの専門店が入っていないようなショッピングモールでも、スマホの修理、スマホケースの販売、その他スマホ周りのガジェットを販売しているお店が結構あります。

こういったお店の中にはプリペイドSIMカードを売っているお店もあります。設定もお願いすれば手伝ってくれます。

3-5. タイのセブンイレブン
タイのセブンイレブンでもプリペイドSIMカードを買えます。

セブンイレブンは通信キャリアショップやガジェットショップに比べて店舗数が断然多いし、モール内でお店を探す手間もかかりません。
ただ購入後に自分で設定しないといけないので、日本のオンラインショップで事前購入する人同様、今までにプリペイドSIMを使ったことがあって慣れている人以外には少しハードルが高いです。
4. タイ現地のSIMカードに差し替えて快適に旅を楽しもう
このようにタイ現地通信キャリアのプリペイドSIMを購入できる場所はたくさんあります。
パパLEOのおすすめは以下のどちらかです。
- 自分でSIMカードの設定をできる人は、日本のオンラインショップで購入
- 自分で設定するのは面倒・心配という人は、タイの空港で購入
それ以外の購入場所は、事前にオンラインで購入できなかった、空港でバタバタして購入できなかったという時の保険として覚えておいてください。
タイでは移動にタクシーを使うと便利です。そんな時もネットに繋がっていればGoogleマップを活用できて安心です。
通信手段をしっかり準備して快適な旅を楽しんでくださいね。
ちなみに、先日ドコモのSIMロック解除をした時に気になった点をまとめたので、ドコモのSIMロック解除をしたいと考えている方はご参考にどうぞ。
なんだかんだと、旅の時にはガイドブックが手元にあると安心です。
パパLEOもチェンマイ旅行した時にはガイドブックが大活躍でした。それに、友人や家族が日本から遊びに来る時は、いまだにバンコクのガイドブックも見直して、ガイドの参考にしてます。

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パパLEO
やや人見知りでおっちょこちょい。自分では気のいいパパだと思います。子育てや生活に関して、気になることは即ネットで調べ、興味がわいたら本でさらに深く理解する、という習慣があります。
5年間のバンコク生活を経て今は東京在住。久々の日本での生活が安定するまでしばらくかかりそうです。
詳しいプロフィールはこちら。
この記事の目次
タイ現地SIMカード:おすすめ通信キャリアと購入可能場所を紹介
1. タイ現地SIMカード利用のメリット・デメリット
2. タイの携帯通信キャリア大手3社
3. タイ現地通信キャリアのSIMカード販売場所
4. タイ現地のSIMカードに差し替えて快適に旅を楽しもう