
Peppa Pig “Good Night, Peppa”|大らかな子育てをしたい家庭におすすめの英語絵本
英語の絵本を購入する前に、どんな中身か確認しておきたいと思いませんか?
英語の絵本は大型書店に行かないと置いてないので、わが家ではネット注文することも多いです。でも届いてから期待していたのとちょっと違ったなんてこともしばしば…。
この記事は同じように感じているパパ・ママに向けて書きました。
買ってしまってから「失敗した〜」ってことにならないように、おすすめだと感じた英語の絵本について、おすすめ理由・あらすじ・中身の紹介をします。
絵本の中の「使える英語表現」もピックアップしますので、親子で一緒に英語力アップしちゃいましょう!
絵本の中には大人にとっても有用な表現が結構あります。
子どもへの読み聞かせのついでに、パパ・ママもどんどん英語表現を習得できて一石二鳥です。
今回は「おすすめ英語絵本紹介シリーズ」2冊目です。
目次
英語の絵本おすすめ紹介2:Peppa Pig “Good Night, Peppa”
1. Peppa Pig “Good Night, Peppa”をおすすめする理由
2. Peppa Pig “Good Night, Peppa”のあらすじ
3. 絵本の内容と子どもの反応
4. 絵本の中の使える英語表現
5. まとめ:Peppa Pig “Good Night, Peppa”を読んで子育てからのプレッシャーを解放しよう
1. Peppa Pig “Good Night, Peppa”をおすすめする理由
今回おすすめする英語の絵本は、Peppa Pig “Good Night, Peppa”です。
Peppa Pig “Good Night, Peppa”がおすすめなのは、以下2つの理由からです。
- 人気キャラクターPeppa Pigシリーズの一冊
- パパ・ママが共感できるシチュエーション
1-1. 人気キャラクターPeppa Pigシリーズの一冊
人気キャラクターPeppa Pigの絵本なので、子どもが登場キャラクターを覚えていて、すんなりストーリーに入れます。
カラフルで可愛い絵柄、わかりやすくてユーモアのあるストーリー、楽しげでワクワクする雰囲気など、安定感があります。

1-2. パパ・ママが共感できるシチュエーション
Peppa Pig “Good Night, Peppa”では、嬉しくて興奮したPeppaと弟のGeorgeがなかなか寝つけない様子が描写されています。
読んでいて「うちの子もこうだよな〜」とか「自分も子どもの頃こうだったな〜」と、思わず共感してしまいます。
そんな寝つかない子どもに対する、パパやおじいちゃん・おばあちゃんの大らかな対応が素敵です。
とはいえ実際は、子どもがなかなか寝つかないと、親はついイライラしてしまいますよね。
パパLEOもいつまでたっても寝ない息子に大きな声を出してしまったことがあり、後で反省しました…。
そういう時こそこの絵本を思い出して大らかに子どもに対応してあげたい、と思えるような内容です。

2. Peppa Pig “Good Night, Peppa”のあらすじ
この絵本のあらすじはざっと下記のとおりです。
おじいちゃん・おばあちゃんが家に来てくれたという、少しだけ特別な夜の様子が楽しげに描かれています。
ある夜のこと。おばあちゃんとおじいちゃんがPeppaの家に夕飯を食べに来ました。
この後ママとパパがお出かけするので、おじいちゃんとおばあちゃんが家に残りPeppaとGeorgeのお世話をしてくれるのです。
PeppaとGeorgeは寝る時間になっても全く疲れていませんでした。パパの許可をもらって泥の水たまりで泥まみれになるまで遊びます。PeppaとGeorgeはそれでも疲れません。
パパに呼ばれて、お風呂で水遊びをしながら綺麗になるまで体を洗いますが、2人はまだ元気いっぱいです。
眠くないので、お風呂から上がり、ゆっくりパジャマを着て、いつもより長く歯磨きをします。もう寝る時間だとママに促されて、PeppaとGeorgeはようやくベッドに入ります。
「何かあれば、おばあちゃんとおじいちゃんが下の階にいるからね。」と伝えて、ママとパパは出かけて行きました。
部屋の電気は消えて、ベッドの中は心地よいけれど、PeppaもGeorgeもまだ寝られません。
2人は下の階でテレビを観ていたおばあちゃんとおじいちゃんの所に行き、眠れないから一緒にテレビを観たいと訴えます。
PeppaとGeorgeはテレビを観始めますが、番組がつまらなくて飽きてしまいます。Peppaはおじいちゃんに高い高いをして欲しいとお願いし、やってもらいます。
ママとパパが帰ってくると、Peppa、George、おじいちゃん、おばあちゃんの4人は一緒にソファーで眠っていました。
3. 絵本の内容と子どもの反応
絵本の中から特に注目したい内容と、それに対する3歳の息子の反応をご紹介します。
また、Peppa Pig “Good Night, Peppa”は親としても学ぶべき点があったので、それについてもコメントしたいと思います。
この章は絵本が好きなママウマが担当します。
3-1. おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に夕飯を食べているシーン
Peppaの家族4人とおじいちゃん、おばあちゃんが楽しそうに夕飯にピザを食べています。

息子はこの絵を見て「なんか人数が多いぞ!」と思ったらしく、おじいちゃん、おばあちゃんを指差して「Who is this?」と聞くので、「Grandpa」「Grandma」と教えました。
ついでに「このおばあちゃんは、お父さんのお母さんなんだよ」と絵を指差しながら説明しましたが、まだピンとこないようでした。
説明しながら、このページのように家族みんなが笑顔で向き合っている絵を見ながら家族構成や親子関係について教えてあげると、子どもが「家族」というものに対してポジティブなイメージを持てて良いように感じました。
3-2. 寝る時間にも関わらずPeppaとGeorgeが泥だらけになって遊ぶシーン
寝る時間なのに興奮して目がさえているPeppaとGeorgeが「泥の水たまりで飛び跳ねて遊びたい。」とパパにお願いします。
Peppaのパパは寛容で、お風呂までの少しだけの時間ならいいよと許可します。

読みながら「うわー。この時間から泥遊び?」と心の中で絶叫してました。
うちの息子も外が暗くなっているのに遊びに行きたがることがあります。どうしても引き下がらない時はコンビニまでお散歩したりはしますが、泥遊びをしたいと言われたら首を縦にふれるか自信ありません…。
でもこの絵本を読んで、Peppaのパパの大らかさを自分も持ちたいものだと思いました。ただし休日前夜限定で…
泥だらけになったPeppaとGeorgeの姿を見て、息子は「They need to take shower」と言って指差しました。(まだ冠詞はうまく使いこなせません。)
息子は普段シャワーを浴びるのをすごく嫌がるので、この絵本で「汚れたらシャワーで洗い流す」ということを自ら指摘させることができて良かったです。
3-3. おじいちゃん、おばあちゃんとテレビを観たり遊んだりするシーン
眠れなかったPeppaとGeorgeは下の階に降りてきて、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にテレビを観たり、高い高いをして遊んでもらいました。

一度ベッドに入って「おやすみなさい」を言うシーンがあった後にPeppaとGeorgeがテレビを観たり遊んだりしているので、息子は「???」と思ったようです。
以下、息子とママの会話です。
ーーーーーーーーーー
息子:What are they doing?
ママウマ:They are watching TV
息子:Why?
ママウマ:Because they couldn’t sleep.
息子:Why?
ママウマ:Because they were too excited.
息子:Why?
ママウマ:Because they were happy to see their grandpa and grandma.
息子:Why they are watching TV?
ママウマ:・・・・(え?さっき答えたのに・・・)
ーーーーーーーーーー
息子も遊びに夢中になっている時や楽しいことがあった時は興奮してなかなか寝ないんですが、本人には自覚がありません。
だからPeppaとGeorgeがなぜ寝られないのか理解できないようでした。
子どもがなかなか寝ないと親としてはイライラしてしまいます。
でも本人も寝られない理由はわかってないし、大体の場合、楽しくて興奮してるから寝られないんです。それをこの絵本を読んで再認識しました。
子どもの楽しい気持ちを一気に萎ませてしまうような強引な寝かしつけ方はなるべくしないように心がけようと思うきっかけになりました。
4. 絵本の中の使える英語表現
パパLEO的に使えると思う英語表現をPeppa Pig “Good Night, Peppa”からピックアップしました。子どもと遊ぶ時の使用例も挙げてみたので、ぜひお子さんと一緒に使ってみてください。
4-1. time to
「time to〜」は「〜する時間」という意味で使います。
絵本の中ではこの表現が以下の2ヶ所で使われています。
泥だらけになって遊んでいるPeppaとGeorgeに“Time to take a bath before bed!”(お風呂に入る時間だよ!)とパパが声をかけるシーンと、ゆっくり歯磨きをしているPeppaとGeorgeにママが“Time to get into bed”(ベッドに入る時間だよ!)と声をかけるシーンです。
使用例
- Time to go to school! ⬅︎「学校に行く時間だよ!」
- Time to tidy up! ⬅︎「片付けの時間だよ!」
こんな感じで子どもに次の行動を促す時に使えます。〜の部分に何でも当てはめられるので便利です。
4-2. if you need anything
「if you need anything」は「もし何か必要があれば」という意味で使います。
絵本の中では、“Remember, Granny and Grandpa Pig are right downstairs if you need anything”という使われ方をしています。
「何かあれば下の階におばあちゃんとおじいちゃんがいるから(安心して)ね」という意味合いです。
使用例
- I’m in the kitchen if you need anything. ⬅︎「何かあればキッチンにいるから(言って)ね」
子どもが遊んでいる間に別の部屋で用事を済ませなければならない時に使える表現です。
4-3. at all
「〜at all」は「全く〜ない」という意味で使います。
絵本の中では、以下の2ヶ所で使われています。
寝る時間なのに全く疲れていないPeppaとGeorgeの様子を“It was almost bedtime for Peppa and George, but they weren’t tired at all!”と描写するシーン
眠れなくて下の階にいる祖父母のところに降りて行ったPeppaが“We aren’t sleepy at all.”と言ったシーン
使用例
- I’m not hungry at all. ⬅︎「お腹が全く空いていない」
- Do you like durian? / No, not at all. ⬅「ドリアン好き?」「大嫌い」
- You are not tired at all. Why? ⬅︎「全然疲れてないね。なんで?」
“Do you like 〜?”(〜は好きですか?)と聞かれた時の答えとして、全く好きじゃない・大嫌いな場合はnot at allを使用して強調できます。
否定の強調なので敢えて子どもに教える必要はないのかもしれませんが、会話にメリハリがついて便利な表現です。
5. まとめ:Peppa Pig “Good Night, Peppa”を読んで子育てからのプレッシャーを解放しよう
英語絵本「Peppa Pig “Good Night, Peppa”」は16ページでそんなに厚みのある絵本ではありませんが、前回紹介したPeppa Pig “The Fire Engine”より文章の量がやや多く、英語表現もPeppa Pig “The Fire Engine”ほどシンプルではありません。
とはいえ可愛くてわかりやすい絵でストーリーが十分表現されているので、子どもは2〜3歳くらいから楽しめます。
どちらかと言うと読み聞かせる側の親の方が、途中でつまってしまうかもしれません。
そんな時は子どもがいない時にこっそり練習しましょう。(←これはパパLEOやママウマもよくやってます)
子どもに喜んでもらえるように抑揚をつけて読み聞かせるための練習は、大人にとっても英会話の勉強になるのでおすすめです。
Peppa Pig “Good Night, Peppa”のストーリーは「子どもってこういうことあるよね」と親が共感できる内容です。
子どもがPeppaやGeorgeみたいな行動を取った時に、親として大らかに対応してあげたいと思わせる理想的な家族像です。
もちろん現実は理想通りには行かないんですが、「子育ても時にはゆる〜く臨んでもいいよね」と親の気持ちを緩めてくれる効果がありました。
きちんと子育てしなくちゃ!とプレッシャーを感じているパパ・ママにぜひ読んで楽になってもらいたい一冊でした。
Peppa Pigの英語絵本、かわいいしストーリーも楽しいし、気に入ったんだけど、英語での読み聞かせは自信がないなぁ…。(パパ友・ジラフさん)

Peppa Pigの英語絵本が気に入ったけど英語での読み聞かせに自信がないパパ・ママへ
Peppa Pigの英語絵本10冊と、そのオーディオCD10枚がセットになった商品がおすすめです。(※絵本はペーパーバックです)
例えばこんな使い方ができます
- このCDを流して一緒に絵本のページをめくってストーリーを楽しむ
- 子どもがいない間にCDを聴いて読み聞かせの練習をする
★1冊あたりCD付きで680円と値段もお得です。

家でお子さんが英語に触れる機会を増やしてあげたいパパ・ママへ
乳幼児からの早期英語教育には「目的設定」と「適した手法」が大切です。

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パパLEO
やや人見知りでおっちょこちょい。自分では気のいいパパだと思います。子育てや生活に関して、気になることは即ネットで調べ、興味がわいたら本でさらに深く理解する、という習慣があります。
5年間のバンコク生活を経て今は東京在住。久々の日本での生活が安定するまでしばらくかかりそうです。
詳しいプロフィールはこちら。
この記事の目次
英語の絵本おすすめ紹介2:Peppa Pig “Good Night, Peppa”
1. Peppa Pig “Good Night, Peppa”をおすすめする理由
2. Peppa Pig “Good Night, Peppa”のあらすじ
3. 絵本の内容と子どもの反応
4. 絵本の中の使える英語表現
5. まとめ:Peppa Pig “Good Night, Peppa”を読んで子育てからのプレッシャーを解放しよう