
おうち英語のヒントに。インターナショナル幼稚園での知育遊びを8つ紹介
インターナショナル幼稚園ってどんなことをやっているの?普通の幼稚園とは違うのかな?
そんな疑問を持っているパパ・ママに向けてこの記事を書きました。
約1年間、タイのバンコクでインターナショナルスクールの2〜3歳児クラスに通った息子が、教室でどんなことをやったのか、その一部をご紹介します。
2〜3歳児クラスでの学びとはいえ、取り組む最中の親からの語りかけ、問いかけの量・レベルを上げることで、5〜6歳児でも十分楽しめるものもあります。
おうち英語はもちろん、英語に関係なく知育の参考になる要素もたくさんありました。
インターナショナル幼稚園に興味がないパパ・ママにとっても何かしら役立つ内容があれば幸いです。
この記事はママウマが担当しています。よろしくお願いします。
目次
おうち英語や知育のヒントに。インターナショナル幼稚園での知育遊びを8つ紹介
1. 約1年間過ごしたインターナショナル幼稚園について
2. 知育遊びを8つご紹介。おうち英語・知育へのヒントも
3. 日本ではおうち英語にシフト予定
1. 約1年間過ごしたインターナショナル幼稚園について
息子は1歳半から2歳半までの約1年間、インド式幼稚園に通っていました。
そして約11ヶ月前に、インド式幼稚園から今のインターナショナルスクールに転園。
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インターナショナル幼稚園に転園した息子は、先日無事に2学期目を修了しました。
この記事は、修了時に持ち帰った、『1年間の学びをまとめたポートフォリオ』『先生からのレポート』『父母参観で見聞きしたこと』を元に書いています。
バンコクのインターナショナル幼稚園なので、日本にあるインターナショナル幼稚園とは少し勝手が違うかもしれません。
それにインターナショナル幼稚園と言っても色々あります。息子が通っている幼稚園の例が全てではないので、ご了承ください。
ちなみに、この幼稚園は、高校まであるインターナショナルスクールの幼稚園ですが、イギリスの名門校インターとかそういう触れ込みの有名校ではありません。
わが家がこの幼稚園に息子を入れたのも、住居から近かったのが理由です。
インターナショナルスクールというと気合いが入った親が多そうに思われるかもしれません。そういう学校もあるとは思います。
でもこの学校は、駐在等でバンコクに住んでいる外国人の子どもが、主には住居から近いという理由で通っている感じです。もちろん地元のタイ人の子どもも一定数通っています。
ゆる〜いインターナショナルスクールです。
2. 知育遊びを8つご紹介。おうち英語・知育へのヒントも
教室で学んだことの全てを紹介するのは難しいので、おもしろいと感じたもの、家でもできそうだと感じたもの、8つをご紹介します。
自分の身体的特徴について学ぶ
これらは「Who Am I?」「Who We Are?」というテーマで、子供達がアイデンティティや他者との関係について学ぶ一環でやったことです。
1. 身体の型取りと色塗り
身体の部位について学ぶための取り組みです。大きな模造紙の上に子どもが横たわり、先生が全身の型取りをしてくれます。

その型の中を自分で、手・足・お腹など確認しながら絵の具で塗りました。

手形と足形も絵の具で取り、自分の顔写真、手形、足形を胴体に付けて完成です。


全身を使って身体の部位について学ぶ面白い手法だと思いました。
大掛かりに見えて、大きな紙と絵の具があれば家でもできる点が良いですよね。
2. 自分の顔のパズル Part ❶
身体の部位とは別に、顔のパーツについても学びました。顔写真を「頭、目、鼻、口」の4つに分割し、それを元どおりの顔にします。

2歳児の子ども達はみんな順番があべこべになっていました。笑
大人からしたら、顔のパーツを並べることぐらい簡単に感じますが、小さい子どもにとってはそうじゃないんですね。おもしろい発見でした。
顔パズルも、自分の顔でやることで自己認識に繋がります。
顔写真をプリントすれば家でも簡単。家族全員分作ってもいいですね。
3. 自分の顔のパズル Part ❷
このパズルは上記のパズルとは少し意図が異なります。
鏡の中の自分の顔を見て、ひとつひとつパーツを確認しながら、糊でのっぺらぼうの土台に貼っていきます。


偏見のない心の広い人間になることを目的としているとのこと。

まず自分がどんな特徴をしているかを受け入れることから始まり、他者を受け入れる心が育まれるのだと理解しました。
ちなみに父母参観に行ったら、教室の壁には、こういう顔パズルが貼ってありました。


▲鏡で自分の顔を確認しながら、それを参考に、目・鼻・口を貼ります。

▲息子がつくった顔たち。笑
こんなふうに色んな人種または年齢の顔写真でパズルを作ってあげると、ダイバーシティーの受け入れにも繋がりますよね。
4. 人の顔を作る
顔の輪郭のみがプリントされた土台の上に、粘土で顔を作っていきます。

自分で作らなければいけないので、バラバラになったパーツを貼るパズルよりも難易度は上。
目だけは先生がパーツを用意くれていたようです。おもしろい顔が出来上がりました。

家での粘土遊びはマンネリ化していたので、こういう遊び方もあるんだ!と発見でした。
もう少し年齢が上がれば、鼻や口を立体的に作って付けることができるのかもしれませんね。
自分自身を表現する
これらは、遊びを通して他者とコミュニケーションを取ったり、新たな理解を発育させることを目的にしています。
5. カラオケマイクで代わりばんこに歌う
1人ずつカラオケマイクで歌い、歌い終わったら次の人にマイクを手渡し。


歌うことで自己表現を学び、カラオケマイクを順番に回して行くことで、1つの物を友達とシェアすること、順番待ちをすることを学びます。
クラスメイトの前で一人で歌うことで、度胸もつくし、シェアすることも学べるんですね。
カラオケマイクでこういう学びもできるんだ〜という新しい発見でした。
家でも親子や兄弟姉妹で手軽にできそうです。
ちなみにわが家がは、息子の希望でカラオケマイクを買いました。
6. 同じ色の服を着て、その色のおもちゃをシェア
週に1日は決められた色の服を着て、家にあるその色のおもちゃを持って登園しました。その日は先生も皆んな、同じ色の服を着ています。


色について学ぶと同時に、洋服の色で自己を表現すること、そして自分のおもちゃをシェアすることを学んだようです。
家でも、今日は「黄色の日」と言って親子で同じ色の服を着て、色とそこから派生する物などについて学んだりできそうだと思いました。
7. トングとポンポンを使った色の分類
マフィン型の底に色紙を貼った入れ物に、トングを使ってカラフルなポンポンを分類します。


色を言葉に出しながら分類することで、自分が覚えたことをアウトプットすることになります。
またトングを使うことで手先の訓練にもなります。
分類した後に、どの色が好きかを周りのお友達に伝えることで、自己表現の機会にもなりますよね。
マフィンの型、色紙、トング、ポンポンなど、100均や手芸店に行けば安価で手に入る物で作れる知育アイテム。家でも作れる手軽さが良いです。
8. 家族の写真を説明
教室には生徒一人一人の家族写真がフレームに入れて飾ってあります。それを先生や他の生徒たちに説明します。
自分の家族写真はどれで、そこには誰が写っているかなど。

理解している内容を説明する(アウトプット)する練習になり、自分のアイデンティティーを確認する機会にもなります。
我が家はアルバム整理もしていなければ、フォトフレームに写真を飾ることもしていません。
でも、写真って意外と親子のコミュニケーションのきっかけになるし、写真を飾ることで子どもの自己認識、自己肯定に繋がったりするように感じます。
というわけで、今後は写真を飾りたいと思います。
3. 日本ではおうち英語にシフト予定
以上、インターナショナル幼稚園でどんなことをやっているのか、その一部をご紹介しました。
紹介したのは8つのアイデアだけですが、全部やってみると、意外と色んな発見があると思います。
息子は遊びながら学ぶスタイルが楽しいようで、最近は幼稚園が好きだと言うようになりました。

とても楽しんでいる息子には悪いのですが、わが家はもうすぐ日本に帰国します。
しかも、日本に帰ったらインターナショナルスクールではなく、日本の保育園または幼稚園に息子を入れる予定です。
息子がせっかく使えるようになった英語。日本に帰ってからも覚えていてもらうためには、おうち英語を頑張らなきゃなりません。
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そんな中、インターナショナル幼稚園での学びを記事にまとめようと思ったきっかけがありました。
それは学期末の父母参観イベントの時。1年間の学びの中から主なものが、教室に展示されていました。
先生から簡単に説明があり、その展示を見ると、『家でもできそう!』『家でもやってあげたら息子が喜ぶかも?!』と思うものがあり。
今後のためにも、おうち英語のヒントになる要素をまとめて記事にしておきたいと考えたんです。
インターナショナル幼稚園での学びとはいえ、実際には言語に関係なく取り組めることばかりでした。
記事を読んでくださった方にとって、おうち英語、または知育の観点で、役に立つ要素が少しでもあれば嬉しいです。

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パパLEO
やや人見知りでおっちょこちょい。自分では気のいいパパだと思います。子育てや生活に関して、気になることは即ネットで調べ、興味がわいたら本でさらに深く理解する、という習慣があります。
5年間のバンコク生活を経て今は東京在住。久々の日本での生活が安定するまでしばらくかかりそうです。
詳しいプロフィールはこちら。
この記事の目次
おうち英語や知育のヒントに。インターナショナル幼稚園での知育遊びを8つ紹介
1. 約1年間過ごしたインターナショナル幼稚園について
2. 知育遊びを8つご紹介。おうち英語・知育へのヒントも
3. 日本ではおうち英語にシフト予定