
Doctor Maisy|相手をいたわる気持ちや英語表現を学べる英語絵本
英語の絵本を購入する前に、どんな中身か確認しておきたいと思いませんか?
英語の絵本は大型書店に行かないと置いてないので、わが家ではネット注文することも多いです。でも届いてから期待していたのとちょっと違ったなんてことも…。
この記事は同じように感じているパパ・ママに向けて書きました。
買ってしまってから「失敗した〜」ってことにならないように、おすすめだと感じた英語の絵本について、おすすめ理由・あらすじ・中身の紹介をします。
絵本の中の「使える英語表現」もピックアップしますので、親子で一緒に英語力アップしちゃいましょう!
絵本の中には大人にとっても有用な表現が結構あります。
子どもへの読み聞かせのついでに、パパ・ママもどんどん英語表現を習得できて一石二鳥です。
今回は「おすすめ英語絵本紹介シリーズ」5冊目です。
目次
Doctor Maisy|相手をいたわる気持ちや英語表現を学べる英語絵本
1. Doctor Maisyをおすすめする理由
2. Doctor Maisyのあらすじ
3. 絵本の内容と子どもの反応
4. 絵本の中の使える英語表現
5. まとめ:Doctor Maisyを読んで相手をいたわる気持ちや英語表現を養おう
1. Doctor Maisyをおすすめする理由
今回おすすめする英語の絵本は、Doctor Maisyです。
Doctor Maisyがおすすめなのは、以下2つの理由から。
- 愛らしいキャラクターと明るい色合いの絵柄
- 子どもが理解しやすいお医者さんごっこがテーマ
1-1. 愛らしいキャラクターと明るい色合いの絵柄
Maisyというネズミが主人公のシリーズ絵本の一冊です。
いかにも子どもがやりそうな行動をとるMaisyが愛らしいです。
絵柄がカラフルで可愛いし、文章のタイポグラフィも絵と連動したスタイルで、作者の作品に対する愛情が伝わってくる絵本です。

1-2. 子どもが理解しやすいお医者さんごっこがテーマ
2〜3歳の子どもであれば、病院で医師の診察を受けた経験は何度かあるはずです。
主人公のMaisyも、心拍音を聴いたり、体温を測ったり、病院で必ずやる診察をお医者さんごっこでやります。

子どもにとっては自分も知っている診察内容なので、自分ごととして理解しやすく、絵本の中に入りこみやすいです。
2. Doctor Maisyのあらすじ
この絵本のあらすじはざっと下記のとおりです。
Maisyが友だちのTallulah(アヒル)やぬいぐるみのパンダとお医者さんごっこをする様子が描かれています。
Maisyはお医者さんに、Tallulahは看護士に扮して、お医者さんごっこをすることにします。
TallulahはMaisyの心拍音を聴いています。
パンダが病気になってしまいます。Maisyはパンダの心拍音を聴きます。
Maisyがパンダの体温を測ると、パンダは熱がありました。
パンダは休息しなければならないので、Maisyはパンダを二階に連れて行きます。
パンダをベッドに休ませると、下でTallulahかMaisyを呼びました。
Maisyは階段を走り降りますが、スピードが速すぎてTallulahにぶつかってしまいます。
TallulahはMaisyの鼻に包帯を巻いてあげます。
3. 絵本の内容と子どもの反応
絵本の中から特に注目したい内容と、それに対する3歳の息子の反応をご紹介します。
子どもの反応はそれぞれだと思いますが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。
この章は絵本が好きなママウマが担当します。
3-1. 聴診器で心拍音を聴くシーン
TallulahがMaisyの心拍音を聴診器で聴いて、Maisyがくすぐったがります。

「病院に行った時にお医者さんがこうやって心臓の音を聴いたよね?」と息子に聞くと「うん。」と答えたものの、心臓が何なのかわかっていなかったようです…。
ーーーーーーーーーーーー
息子: Does he have heart?(Maisyを指差して)
ママウマ: Yes.
息子: Does she have heart?(Tallulahを指差して)
ママウマ: Yes. Everybody has a heart. You have a heart too. Here, inside your body.
息子: No, I don’t have heart.(不安そうな表情)
ーーーーーーーーーーーー
身体の見えるパーツについては理解している息子ですが、身体の内側にある器官についてはわからないようでした。
何か得体の知れないものが自分の身体の中にあると言われて、不安を感じたようです。
確かに今まで身体の器官について説明したことがなかったなぁ、と気づきました。今度身体の器官を学べる図鑑があったら買ってみたいと思います。
こんなふうに親の方も気づきがあるのが、絵本のおもしろいところです。
動画だと流れていってしまうシーンも、絵本だと止まって子どもに問いかけができる点が、ママウマが絵本が好きな理由のひとつです。
3-2. Maisyがパンダの体温を測るシーン
病気のパンダ(ぬいぐるみ)の体温をMaisyが測ったところ、パンダには熱があります。大変!というシーンです。

「パンダに熱があるよ!」と息子に言うと、「病院に行かないと!」との答え。
(パンダはすでに病院に来ている設定なのをわかっていなかったようです。)
ちょうど息子が咳と鼻水が出て風邪っぽかったので、病院に連れて行きたいと思ったのですが、断固拒否。
この絵本を読んだら行く気になるかと期待したけど、やっぱりそう簡単にはいきませんでした…。
絵本の中のパンダには「病院に行かないと!」と言うということは、風邪を引いたら病院に行くということを頭では理解してるんですね…。
3-3. TallulahがMaisyの鼻に包帯を巻くシーン
階段を走り降りてきたMaisyがTallulahにぶつかってしまい、TallulahがMaisyの鼻に包帯を巻いてあげます。

息子はなぜMaisyの鼻に包帯を巻かないといけないのかイマイチ理解できないようでした。
“Tallulah wraps Maisy’s nose in a bandage.”の後で、「Why?」とのこと。
もう一度前のページに戻って、「階段を駆け降りたからぶつかっちゃったんだよ。」と説明しましたが、やっぱりピンときていない様子。
わが家に階段がないから、階段を駆け降りるとどんなに危ないかよくわからないようでした。
また前のページのMaisyとTallulahがぶつかったシーンの絵が、ぶつかった瞬間ではなく、ぶつかった後を描写していたので、二人がぶつかったことがイメージできなかったようです。

うーん…。想像力がついていかないようでした。
他のお子さんはわかりませんが、うちの息子は自分が体験して知っていることに興味を示します。それ以外はピンとこないようで、興味もいまいち。
色々経験させてあげて、その上で想像力も養っていけたらと思います。
4. 絵本の中の使える英語表現
パパLEO的に使えると思う英語表現を「Doctor Maisy」からピックアップしました。子どもと遊ぶ時の使用例も挙げてみたので、ぜひお子さんと一緒に使ってみてください。
4-1. take 〜’s temperature
「take 〜’s temperature」は「〜の体温を測る」という意味で使います。
絵本の中では“Maisy takes Panda’s temperature.”という使われ方をしています。
Maisyはパンダの体温を測ったという意味です。
使用例
- Let me take your temperature. ⬅︎「(あなたの)体温を測らせて。」
子どもが熱っぽい時に、こんなふうに声をかけて体温計を近づけましょう。
もちろんお医者さんごっこでも使えますね。
4-2. need to rest
「need to rest」は「休息を取る必要がある」という意味で使います。
絵本の中では、“Panda needs to rest.”という使われ方をしています。
「パンダは休息を取る必要がある。」という意味です。
使用例
- You need to rest. ⬅︎「眠った方がいいよ」
- Why she didn’t come to school today? /She needed to rest. ⬅︎「なんで彼女は今日学校にこなかったの?」「彼女は休息が必要だったんだよ。」
子どもが風邪を引いている時に使える表現です。またお友達が学校を休んだりした時にも使えます。
似た表現として、take a rest がありますが、take a rest は「ひと休みする」という意味で、比較的短い休憩を取る時に使います。
4-3. get well
「get well」は「(健康状態が)よくなる、(病気が)治る」という意味で使います。
絵本の中では、“Night-night, Panda. Get well soon.”という使われ方をしています。
熱があるパンダをベッドに寝かせたMaisyの言葉です。「おやすみ。すぐによくなるよ。」という意味です。
使用例
- Hope you get well soon. ⬅︎「はやく治りますように。」
子どもの体調が悪い時にこんなふうに声をかけてあげると良いですね。
4-4. bump into
「bump into 〜」は「〜に衝突する、ぶつかる」という意味で使います。
絵本の中では、“Maisy bumps into Tallulah.”という使われ方をしています。
階段を走り降りたMaisyがTallulahにぶつかった場面です。
使用例
- Careful! Don’t bump into the wall. ⬅︎「気をつけて!壁にぶつからないようにね。」
- Did you bump into a chair? ⬅「椅子にぶつかっちゃったの?」
子どもが遊んでいると、しょっちゅうどこかにぶつかりますよね。そんな時に使える英語表現です。
5. まとめ:Doctor Maisyを読んで相手をいたわる気持ちや英語表現を養おう
英語絵本「Doctor Maisy」は全20ページの半分に絵、半分に文章が入っています。
文章の量がそれほど多くないので、親としては読み聞かせをしやすいです。3歳の息子も飽きることなく耳を傾けてくれました。
2〜4歳くらいの子どもにちょうど良い英語絵本です。
テーマになっているお医者さんごっこは子どもが好きな遊びの代表例なので、子どもの興味も引きつけやすいです。
熱があるパンダをベッドに寝かせてあげたり、優しい言葉をかけてあげたり、そんなMaisyのお医者ごっこを見ることで、子どもにも友達や家族をいたわる気持ちも養われるように感じました。
子どもの情緒育成とともに相手をいたわる英語表現も覚えられて、非常に良い英語絵本です。
お医者さんになりきったり、階段を駆け降りて友達とぶつかってしまったり、いかにも子どもらしいMaisyの行動がとても愛らしい一冊でした。

家でお子さんが英語に触れる機会を増やしてあげたいパパ・ママへ
乳幼児からの早期英語教育には「目的設定」と「適した手法」が大切です。

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パパLEO
やや人見知りでおっちょこちょい。自分では気のいいパパだと思います。子育てや生活に関して、気になることは即ネットで調べ、興味がわいたら本でさらに深く理解する、という習慣があります。
5年間のバンコク生活を経て今は東京在住。久々の日本での生活が安定するまでしばらくかかりそうです。
詳しいプロフィールはこちら。
この記事の目次
Doctor Maisy|相手をいたわる気持ちや英語表現を学べる英語絵本
1. Doctor Maisyをおすすめする理由
2. Doctor Maisyのあらすじ
3. 絵本の内容と子どもの反応
4. 絵本の中の使える英語表現
5. まとめ:Doctor Maisyを読んで相手をいたわる気持ちや英語表現を養おう