
バンコクから日帰りクレット島観光。子連れならマーケット3割・サイクリング7割がおすすめ
バンコクから1時間の距離にあり、半日観光に最適なクレット島。前から気になっていましたが、なかなか行く機会がありませんでした。
島というとビーチリゾートが思い浮かびますが、クレット島は違います。クレット島はチャオプラヤー川が二股に分かれることによってできている中州みたいな島なので、リゾート感は全くありません。泳いだりする場所でもありません。
子連れ向けアクティビティが特に無いので行く機会がなかったのですが、行ってみたら子連れでの意外な楽しみ方がありました。
さっそくこの記事で紹介したいと思います。
目次
バンコクから日帰りクレット島観光。子連れならマーケット3割・サイクリング7割がおすすめ
1. クレット島はバンコクからの日帰り旅行におすすめ
2. クレット島の観光アクティビティ
2-1. マーケット散策
2-2. サイクリング
3. 子連れなら時間配分はマーケット3割・サイクリング7割がいい
3-1. マーケット散策での子ども向け見どころ
3-2. サイクリングでの子ども向け見どころ
4. クレット島への行き方
1. クレット島はバンコクからの日帰り旅行におすすめ
クレット島はバンコクの中心部から車で約1時間と程よい距離にある観光スポットです。
バンコク区に隣接するノンタブリー県という地方に位置します。
クレット島の売りは、素焼きの器とカラフルな伝統菓子。バンコクから近いので多くのタイ人が週末観光で遊びに行く場所です。


前述したとおりチャオプラヤー川にある中州状の島なので、最寄りの岸からボートで渡ります。
ボートで渡る行為が観光って感じでワクワクするんですよね。
ボートは川を対面に渡るだけなので、子連れでも負担はありません。バンコク中心部からたった1時間で、ほどよい田舎でのどかな雰囲気を感じられます。
2. クレット島の観光アクティビティ
クレット島での観光アクティビティは主にマーケット散策とサイクリング。ほとんどの観光客がマーケット散策をメインに楽しんでいます。
※マーケットは土日のみ開催されているので要注意です。
2-1. マーケット散策
マーケットはチャオプラヤー川沿いに細長く続いています。素焼きの器、伝統菓子、その他お菓子、タイパンツ・スカート、おもちゃ、惣菜、お茶、アロマなどのお店が軒を連ねています。


パパLEO家が行ったのが4月だったのもありますが、かなり暑くて汗をかきました。でも途中にはカフェやレストラン、食堂もあるので、喉が渇いたりお腹が空いたりしても心配はありません。
僕らはボートを降りたあと、途中色々なお店で立ち止まりながら歩いて20-30分くらい行ったところにあるコーヒーカントリーというカフェで休憩をしました。

暑かったので亀ゼリーの氷がけが美味しかったです。カフェに来たお客さんの多くが亀ゼリーを注文していました。

2-2. サイクリング
ボート乗降場からすぐの広場でサイクリング用の自転車レンタルをしているお店があります。普通の大きさの自転車で終日50バーツで借りられます。

▼子ども用シート付きの自転車もありました。注)子ども用シート付きは台数が限られています。

自転車を借りてマーケットとは逆方向の川沿いの道を行くと、のどかな町並みが続いています。

▼こちらがサイクリング用のクレット島マップです。

素焼き器の製作所、お菓子の製作所、その他に石鹸やハーブ、お茶の製作所をまわれます。クレット島にはお寺も所々にあるので、自転車でのんびり製作所やお寺に立ち寄りながら島の生活を垣間見ることができます。
3. 子連れなら時間配分はマーケット3割・サイクリング7割がいい
行ってみてわかったのですが、マーケットは暑いし子どもにとっては買い物に付き合わされているという感じで、楽しめるのは最初だけ。子連れならマーケット散策は軽めに済ませて、サイクリングをメインに楽しむことをおすすめします。
時間配分はマーケットが3割、サイクリングが7割くらいでちょうど良いです。
※参考までに、うちの子どもは3歳男子です。お子さんの年齢や興味に合わせて時間調整してくださいね。
マーケット側、サイクリング側それぞれで子どもが喜んだポイントをご紹介します。
3-1. マーケット散策での子ども向け見どころ
◆おもちゃ屋
たいしたおもちゃは売っていませんが、お祭りの露店みたいで子どもは意外と惹きつけられます。


ここまで来てこんなの買うの〜?と思うんですが、お祭りに来たと思って1つくらいは買ってあげると喜びます。
マーケットのお店は長く連なっていて、どんどん奥まで行きたくなりますが、お店で売られているものは割と似たり寄ったりなので、子連れの場合は奥まで行きすぎずに、そこそこのところで引き返すことをおすすめします。
パパLEOはコーヒーカントリーまで行きましたが、そこまで行くと戻るのが大変なので、もっと手前で引き返せば良かったです。
◆魚のエサやり
動物や魚へのエサやりは子どもが喜ぶ定番のアクティビティですよね。クレット島でもチャオプラヤー川の魚に餌をあげることができます。
マーケットの方面に向かって歩き始めてすぐのところに、チャオプラヤー川岸に出られる通路があります。その手前でエサを売っているので、ここで餌を買って川沿いのテラスのようなところから魚にエサをあげまます。

ナマズのような魚で食欲旺盛なので食いつきがよく、子どもは喜びます。うちの息子はエサ1袋で満足せず、結局2袋目も購入。夢中でエサやりをしてました。
上の写真の水面に魚がいっぱい写っているんですが、見えますか?ちょっとわかりづらくてすいません。
タイでは魚にエサをあげることが仏教の徳を積む行為だそうで、魚にエサをあげられるお寺が結構あります。クレット島でも観光ついでに徳を積めて、得した気分になれます。
3-2. サイクリングでの子ども向け見どころ
◆のんびり町並みを楽しみながら犬や猫、ニワトリを発見
サイクリングでの楽しみ方はクレット島地元の人たちの生活を垣間見ながらのんびり自転車をこいでまわることです。


歩いて観光すると疲れたとか抱っことか言う息子も、自転車に乗っていると文句を言わず楽しそうでした。途中で犬や猫、ニワトリを見つけては喜んでいました。

バンコクとは違うタイの景色を子どもにも見せてあげることができます。
◆コーヒーのロースト体験ができるカフェ
パパLEO家がサイクリング途中に偶然見つけたカフェ「Coffee & Gallery」がおすすめです。コーヒー豆を煎るところから、煎った豆を挽き、コーヒーを淹れるところまで体験できます。


息子はもちろんコーヒーが飲めませんが、パパ・ママがいつも飲んでいるのでコーヒーには馴染みがあります。そのコーヒー作りを体験できて、パパ・ママに飲ませてあげられるのが楽しくて嬉しいようでした。
▼コーヒー豆を煎っています。


▼煎った豆をザルの上で飛ばして冷まします。これは難しいのでお店の人が手伝ってくれました。

▼手挽きコーヒーミルに豆を移し、豆を挽きます。


▼コーヒー抽出機に挽いた豆を入れて、コーヒーが抽出されるのを待ちます。


▼完成!豆が少し焦げてしまったけど、挽きたて・淹れたてのコーヒーは美味でした。

お店は通りに面して半屋外。時々通りを観光客や地元の人たちが行き交います。そんな中お洒落なカフェでのんびりコーヒーを淹れてくつろぐことができ、とてもリラックスしました。

Coffee & Galleryはクレット島のボート乗降場から自転車で2〜3分で着きます。
4. クレット島への行き方
クレット島に行くにはバンコクからタクシーで「ワット・サナーム(Wat Sanam Nuea)」まで行き、そこから渡し舟に乗ります。
ワットとはお寺のことです。つまり「ワット・サナーム」は「サナーム寺」ですね。バンコク中心部からワット・サナームまでのタクシー代は高速代込みで約500バーツ(約1,750円)でした。

タクシーで降ろされた場所からワット・サナームの敷地を通り抜けて逆側に出ると、船着き場に向かう通路がありました。

通路を進んで行くと、両サイドに帽子屋さんがたくさん。こんなにたくさん帽子が売られているということはクレット島は暑いのかも?と思い、ちょうど息子の帽子がなかったので購入しました。ちなみに値段は100バーツ(約350円)。バンコクの物価より安いです。

そのまま奥に進むと船着き場があります。

対岸に見えるのがクレット島です。

対岸のクレット島に到着。降りたところで料金を支払います。1人2バーツ(約7円)でした。


ボートを降りて広場に出てから右手方向に行くとマーケット、左手方向に行くとサイクリングコースです。

クレット島はバンコクからの日帰り観光におすすめです。マーケット散策だけなら1〜2時間、サイクリングを加えて4時間ほどの滞在時間になります。往復2時間なので、朝ゆっくりめにバンコクを出発してもじゅうぶん楽しめますよ。
わが家は最初マーケットの方に行って時間を使いすぎてしまったので、今度行くときはこの記事に書いたようにマーケット3割、サイクリング7割にして、サイクリングをもう少し楽しむつもりです。
なんだかんだと、旅の時にはガイドブックが手元にあると安心です。
パパLEOもチェンマイ旅行した時にはガイドブックが大活躍でした。それに、友人や家族が日本から遊びに来る時は、いまだにバンコクのガイドブックも見直して、ガイドの参考にしてます。

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パパLEO
やや人見知りでおっちょこちょい。自分では気のいいパパだと思います。子育てや生活に関して、気になることは即ネットで調べ、興味がわいたら本でさらに深く理解する、という習慣があります。
5年間のバンコク生活を経て今は東京在住。久々の日本での生活が安定するまでしばらくかかりそうです。
詳しいプロフィールはこちら。
この記事の目次
バンコクから日帰りクレット島観光。子連れならマーケット3割・サイクリング7割がおすすめ
1. クレット島はバンコクからの日帰り旅行におすすめ
2. クレット島の観光アクティビティ
3. 子連れなら時間配分はマーケット3割・サイクリング7割がいい
4. クレット島への行き方