CORDUROY|おもちゃを大切にする気持ちを子どもに教えたい時におすすめの英語絵本

2019-10-30 | おすすめ英語絵本

絵本の中の「使える英語表現」もピックアップしますので、親子で一緒に英語力アップしちゃいましょう!

絵本の中には大人にとっても有用な表現が結構あります。

子どもへの読み聞かせのついでに、パパ・ママもどんどん英語表現を習得できて一石二鳥です。

目次

1. CORDUROYをおすすめする理由

今回おすすめする英語の絵本は、CORDUROYです。

CORDUROYがおすすめなのは、以下2つの理由から。

  • 子どものおもちゃに対する興味を深められる
  • おもちゃを大切にする気持ちを子どもに知ってもらえる

1-1. 子どものおもちゃに対する興味を深められる

くまのヌイグルミCORDUROYは失くなってしまったオーバーオールのボタンを探して夜中にデパートの中を探索します。
peppa pig - good night, peppa - 1

子どもにとっては「なんでおもちゃが自分で動いてるの?」と不思議になるようです。

「実はおもちゃは夜中、人が寝た後に動いてるんだよ。」と言うと、うちの子は半信半疑。

でも確実におもちゃに対する興味は高まった様子でした。

1-2. おもちゃを大切にする気持ちを子どもに知ってもらえる

絵本の中では、CORDUROYの気持ちや、CORDUROYを大切にする女の子の行動が描写されています。
peppa pig-good night, peppa-2
素直で愛らしいCORDUROYと優しい女の子が心を温めてくれます。

「おもちゃにも気持ちがあるんだよ。大事にしようね。」と子どもに伝えるきっかけになります。

2. CORDUROYのあらすじ

あらすじと言いつつ、翻訳に近くなってしまっています。

結構長いので、興味のない方は飛ばし読みでもOKです。

パパLEO

CORDUROYは大きなお店のおもちゃ売り場に住んでいたクマです。

 

CORDUROYは他の動物や人形と一緒に、誰かが家に連れていってくれるのを来る日も来る日も待っていました。

 

お店はいつも様々な物を買うお客さんで賑わっていましたが、緑色のオーバーオールを着た小さなクマを欲しがる人はいませんでした。

 

ある朝、小さな女の子が立ち止まり、CORDUROYの目を真っ直ぐに見ました。

女の子はCORDUROYのことを欲しがりましたが、お母さんに反対されてしまいます。

 

その理由は、その日はお金をたくさん使ってしまったし、CORDUROYのオーバーオールの肩ひものボタンが失くなっていて、新しく見えないからということでした。

 

CORUDROYは女の子たちが去っていくのを悲しそうに見つめました。

 

ボタンを失くしていたことに気づいたCORDUROYは、その夜ボタンを探しにいくことにしました。

 

夜遅く、お客さんがみんな帰ってしまってドアが閉まった後に、CORDUROYは棚から降りて床にボタンが落ちていないか探します。

 

そのうち、CORDUROYは誤ってエスカレーターに乗ってしまいました。

「これは山かな?」CORDUROYは不思議がりました。「いつも山に登りたいと思っていたんだよね。」

 

次の階に到着したのでCORDUROYはエスカレーターから降りました。

彼の目の前に広がっていたのは素晴らしい光景でした。

 

テーブル、椅子、ランプ、ソファー、そして何列ものベッド。

「これは宮殿に違いない!」CORDUROYは息をのみました。「いつも宮殿に住みたいと思ってたんだよね。」

 

彼は家具を感心して見ながらウロウロ歩き回りました。

 

「これはベットに違いない。」CORDUROYは言いました。「いつもベッドで寝てみたいと思っていたんだよね。」

 

そして彼は大きくて厚いマットレスのよじ登りました。するとすぐに小さくて丸いものが目に入りました。

 

「なんで!これ僕のボタンだよ。」CORDUROYは叫びました。そしてそれを拾い上げようとしました。

 

でもマットレスの上の他のボタンと同じように、それはしっかり縛り付けられていました。

 

彼はボタンが弾け飛んでしまうまで引っ張りました。CORDUROYもボタンと一緒にマットレスから落ちて背の高いランプにぶつかってしまいました。

 

そこへ見回りの人がやってきて「これは一体誰の仕業だ?」と大声で言いました。「誰かがこの辺りに隠れているはずだ!」

 

見回りの人はソファーやベッドの上下に懐中電灯を当てながらCORDUROYが隠れていた一番大きなベッドまでたどり着きました。

 

「やあ!」彼は言いました。「どうやって上の階まで来たんだい?」

 

見回りの人はCORDUROYを抱えて下の階に行き、元の位置に戻しました。

 

次の日の朝、初めてのお客さんがお店に来た時にCORDUROYは目を覚ましました。

 

そこには昨日会ったばかりの小さな女の子が。

 

Lisaという名前のその女の子はCORDUROYを迎えにきたと言いました。

 

LisaはCODUROYを抱きかかえたまま家に帰り、自分の部屋に直行しました。

 

部屋に入ると、CORDUROYは目をパチパチさせました。そこには女の子の家具と共に、CORDUROYにぴったりのサイズのベッドがあったんです。

 

この部屋は小さくて、デパートの中の大きな宮殿とは全く違いました。

 

「これは住まいに違いない。」彼は言いました。「いつも住まいが欲しいと思っていたんだよね。」

 

LisaはCORDUROYを膝の上に乗せて座り、オーバーオールにボタンを縫い付け始めました。

 

「私はそのままのあなたが好きよ。」彼女は言いました。「でも肩のストラップが留まったらあなたがもっと快適になると思うのよ。」

 

「あなたは友達に違いない。」CORDUROYは言いました。「いつも友達が欲しいと思っていたんだよね。」

 

「私もよ!」Lisaは言って力強くCORDUROYを抱きしめました。

3. 絵本の内容と子どもの反応

3-1. CORDUROYがボタンを探しに行くシーン

女の子のお母さんがCORDUROYを買わない理由の1つとして、CORDUROYのオーバーオールのボタンが失くなってしまっていることをあげます。
それを聞いて初めてボタンがないことに気づいたCORDUROY。
夜中に棚から降りてボタンを探しに行きます。
子どもからは、Why he can move?という質問が。おもちゃが動くのは変だと感じたようです。

トイストーリーのDVDはこれまでに何度も観ているからおもちゃが動いても違和感なく受け入れると思ったんですが…

絵本で見るのと動画で観るのとでは、感じ方が変わるんだと親の方も新鮮でした。

ママウマ

3-2. CORDUROYが家具売り場に来たシーン

ボタンを探そうとしたCORDUROYは誤ってエスカレーターなのってしまい、家具売り場に到着します。
家具売り場は広いスペースにテーブル、椅子、ランプ、ソファー、そしてベッドなど、たくさんの家具が展示されていました。

それを見たCORDUROYは思わずThis must be a palace! I guess I’ve always wanted to live in a palace.と言います。

売り場の棚の上から、買い物客の会話を聞いて憧れていたんだなぁ、とCORDUROYの想像力が愛らしく感じられるシーンです。

Palaceを知らないうちの子は、What is palace? と聞いてきました。

とっさにPlace is a big gorgeous house.と答えると、What is gorgeous?と追加で質問。

答えにつまり、「CORDUROYみたいに自分で想像力を働かせて考えてくれないかな〜」と思ってしまったママウマでした。

ママウマ

3-3. 女の子がCORDUROYを持ち帰りボタンを付けてあげるシーン

お母さんに今日はだめと言われて一度は家に帰った女の子。

次の日に自分の貯金でCORDUROYを引き取りに(買いに)来ました。

女の子は家に持ち帰った後、CORDUROYのオーバーオールにボタンをつけてあげます。

その時に女の子がCORDUROYに声をかけるんですが、それが本当に素敵でした。

その内容は「このままのあなたが好きだけど、肩のストラップを留めた方があなたが心地いいと思うから。」というもの。

大人でもなかなかこんな思いやりのこもった言葉が出てきませんよね。

女の子の優しさに感動しました。

残念ながら、うちの子どもには全く伝わっていませんでしたが…

もう少し大きくなって、こういう優しさがわかるようになるまで、時々この絵本を読み聞かせしていきたいと思います。

ママウマ

4. 絵本の中の使える英語表現

4-1. filled with

filled with」は「~でいっぱいである、~で満たされている」という意味で使います。

絵本の中ではThe store was always filled with shoppersという使われ方をしています。

「お店はいつも買い物客でいっぱいだった」という意味です。

使用例

  • The train is filled with passengers.  ⬅︎「電車は乗客でいっぱいだ」
  • The drawer is filled with your clothes. ⬅︎「引き出しはあなたの服でいっぱいだ」

うちでは、子どもがおもちゃを欲しがる時に、ちょっと大げさに「You already have a lot. Our house is filled with your toys!」と言ってみたりします。

4-2. in

in」にはいくつかの意味がありますが、ここでは「〔服を〕着て、〔服を〕まとって」という意味で使います。

絵本の中では、a small bear in green overalls という使われ方をしています。

「緑色のオーバーオールを着た小さなクマ」という意味です。

使用例

  • You look cool in this shirt. ⬅︎「このシャツを着るとカッコよく見えるよ」
  • He is in a red shirt. ⬅︎「彼は赤いシャツを着ている」
  • She poses in her dress. ⬅︎「彼女はドレスを着てポーズをとる」

「〜色の服の子(人)」とか「〜を着ている子(人)」という表現は日常会話でよく使いますよね。そんな時に使える英語表現です。

4-3. spend

spend」にはいくつかの意味がありますが、ここでは「お金を使う」という意味で使います。

絵本の中では、I’ve spent too much already.という使われ方をしています。

「もうたくさんお金を使っちゃった」という意味です。

使用例

  • Don’t spend too much. ⬅︎「お金を使いすぎないようにね。」
  • He spent a lot for his girlfriend.  ⬅︎「彼はガールフレンドのためにたくさんお金を使った」

「spend」だけで「お金を使う」という意味になるので、moneyという単語を使う必要はありません。

子どもがお小遣いをもらう年頃になったら使う頻度が増えそうな表現ですね。

4-4. someone else

someone else」は「他の誰か」という意味で使います。

絵本の中では、There was someone else awake in the store.という使われ方をしています。

「お店の中には起きている人が他にいた。」という意味です。

使用例

  • Can you ask that to someone else? ⬅︎「それ誰か他の人に頼んでくれる?」
  • I cook this for someone else.  ⬅︎「私は他の誰かのためにこれを料理しているんです。」

someoneだけでも「誰か」という意味で使えますが、elseを付け加えて「someone elese」にすることで「他の誰か」というふうに強調されます。

4-5. on 〜’s lap

on 〜’s lap」は「 〜の膝の上」という意味で使います。

絵本の中では、Lisa sat down with Corduroy on her lap. という使われ方をしています。

「LisaはCorduroyを膝の上に乗せて座った。」という意味です。

使用例

  • Mommy, I want to sit on your lap. ⬅︎「ママ、膝の上に座らせて。」
  • He put his toy on his lap. ⬅︎「彼はおもちゃを膝の上に置いた。」

子どもが小さいうちはパパやママの膝の上に座らせることも多いですよね。そんな時に使うのがこの表現です。

日本人の感覚だと「膝=knee」と直訳したり、太ももの上だからon my legsかな?と思ってしまいがちです。

でも座った時の太ももから膝の部分を英語ではlapと言います。

ちなみにノートパソコンも、英語ではnote pcではなく、lap topと呼ぶので覚えておくと便利です。

5. まとめ:英語絵本Corduroyでおもちゃを大切にする気持ちを養おう

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パパLEO

パパLEO

やや人見知りでおっちょこちょい。自分では気のいいパパだと思います。子育てや生活に関して、気になることは即ネットで調べ、興味がわいたら本でさらに深く理解する、という習慣があります。

5年間のバンコク生活を経て今は東京在住。久々の日本での生活が安定するまでしばらくかかりそうです。

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